情報ネットワーク14

-電子メール

--送信側と受信側に,別々のメールサーバ

---送信側のクライアントソフトであるMUAで,電子メールを作成・送信

---サーバソフトであるMTAがそれを受信側のメールサーバまで転送

---受信側のメールサーバのMTAで受信したメールは,受信側のサーバにあるユーザのメールボックスに入れられる

---受信側のクライアントソフトであるMUAがそれを取り出して,ユーザに表示

 

-Webメール

--Webサーバの上で,メーラと同様の機能

--クライアントは,Webブラウザ上でメールの送受信

 

-電子メールとWebメール

--電子メールサービス:クライアント・サーバ型通信

---ユーザは,クライアントソフトを自分のコンピュータにインストールし,メールサーバの設定が必要

--Webメール:どこかのサーバとメールソフト

---Webの閲覧に使用しているWebブラウザがあれば,サービスを利用

---Webの通信の仕組み

 

 

-クラウドコンピューティング

--ネットワーク上のどこかにあって仕事をするが,ユーザにはどこにあるかはよく分からないシステムの使い方

--サーバやストレージ,データベース,ネットワーク,アプリケーションなどのコン
ピュータの機能を提供

 

-クラウドコンピューティングの提供形態

--SaaS(Software as a Service)

---ソフトウエアパッケージを提供

---必要なときに,インターネットを通じてソフトウエアを使う

--PaaS(Platform as a Service)

---アプリケーションソフトが稼動するためのハードウエアやOSなどのプラットフォーム一式を,インターネット上のサービスとして提供

--IaaS(Infrastructure as a Service)

---情報システムの稼動に必要な仮想サーバをはじめとした機材や,ネットワークなどのインフラストラクチャを,インターネット上のサービスとして提供

 

-クラウドのメリット

--導入が容易,運用が楽,無駄を省ける,必要な機能だけ利用できる

--ハードウエアやソフトウエアを維持管理するための人手や電気代,セキュリティ対策費用などの運用コストを大幅に削減

--使っていないときには費用が発生しない

 

-クラウドのデメリット

--カスタマイズへの対応や,サービス継続への不安

 

-IoT(Internet of Things)

--情報端末以外の,センサを搭載した「もの」同士も通信機能をもつようになり,人手を介さずに利用状況などのデータが入力され,インターネット経由で利用できる

--M2Mの発展

---機械と機械が通信ネットワークを介して互いに情報をやり取り

---自律的に高度な制御や動作を行う

---「もの」,「センサ」,「インターネット」

 

-ビッグデータ

--さまざまなデータの集合体

--ソーシャルビッグデータ

---ソーシャルネットワークの利用によって,クラウド上に蓄積された巨大なデータ群

 

-組織のデータ

--データベース管理システムなどに格納された構造化データ・定型的データのみが扱われ

---管理しきれないため,取り扱うことができなかったデータ群を,ビッグデータを取り扱うための技術で記録・保管し,即座に解析することができる

 

-3つのV

--量(Volume)

---大量のデータ内で関連性を判断

---分析を活用してデータから価値を生み出す

--速さ(Velocity)

---大量に押し寄せるデータを,ほぼリアルタイムで処理する

---RFID(Radio Frequency IDentification)

----電波を使って物品や人物を自動的に識別するための技術全般

----FeliCa(フェリカ)技術

--多様性(Variety)

---多種多様な非構造化データを管理し,マージし,統制する