情報ネットワーク13

-電子メール

--電子メール用のアドレスを取得

--情報端末上で書いたメッセージを,受信側の情報端末に送信する

-MUA(Message User Agent)

--電子メールの送受信や保管

--形式

---テキスト形式の電子メール

---HTML形式のメール

----Webページのように表現ができる

----コンピュータウイルスなどを混入

----Webページに誘導さできる

--添付ファイル

---画像,動画,音声な

---メールサーバは,受信できるメールの容量や,添付ファイルの容量を制限している

--特定多数との通信

---メールマガジン

----一方向のプッシュ型のサービス

---メーリングリスト

----登録された全てのメールアドレス宛てに,電子メールが一斉送信

----登録者がお互いに電子メールをやり取りできる

 

-To

--送りたい相手の宛先を指定

-Cc(Carbon Copy)

--Toに示した宛先以外で,内容を知っておいてもらいたい相手のメールアドレスを設定する

-Bcc(,Blind Carbon Copy)

--Bccに設定されたメールアドレスは,送信先では表示されない

-Reply-to

--電子メールの返信先を指定

-Subject

--電子メールの標題を設定

 

-電子メールは,クライアント同士が直接,電子メールをやり取りするシステムでない

--通信が行われるときに端末がネットワークにつながっていないとメッセージが届かない

 

-メールサーバ

--電子メールのやりとりをする専門のコンピュータ

---電子メールを受け取り,転送したり,保管したりする

--メールサーバアプリケーションが起動して,いつでも電子メールの送受信ができる

--送信側と受信側に別々に設置される

--電子メールの送受信を,送信側,受信側のクライアントに代わる

 

-MTA(Mail Transfer Agent)

--メール転送サーバソフト

---クライアントソフトであるMUAで,電子メールを作成して送信

---サーバソフトであるMTAがそれを受信側のメールサーバまで転送

---受信側のMTAで受信したメールを,ユーザのメールボックスに入れる

---MUAで読み取れる形で保存する(MDA(Mail Delivery Agent))

----宛先の郵便局に届いた手紙を,個人別のボックスに振り分ける

---受信側のMUAがメールボックスにメールを取りにくる

--MAILER-DAEMON / Mail Delivery Subsystem

---プロバイダのメールサーバから自動的にエラーメール

---メールアドレスのスペルを間違えた

---アドレスが存在しない

---送信先のサーバに不具合が生じている

---メールを送った人と送られる人の間にいる存在

 

-メールアドレス

--ユーザ固有の文字列であるメールアカウント/ローカル部

---メールサーバに一時的に保管されるメールボックスの名前

--メールボックスのあるサーバの住所であるドメイン

---組織やグループのインターネット上での名前

---メールボックスは,メールサーバに置かれる

---メールサーバが変更されても,メールアドレスを変更する必要がない

 

-名前解決

--受信側のメールアドレスから,受信側のメールサーバのIPアドレスを割り出し

--そのIPアドレスを利用して,電子メールを転送する

--DNSサーバに,ホスト名とIPアドレスの対応(「リソースレコード)を登録する

-MXレコード(メール・イクスチェンジ・レコード)

--ドメインに対応するメールサーバを記述するリソースレコード

---送信側のメールサーバは,受信側メールアドレスのドメインの,MXレコードを問い合わせる

---受信側メールサーバのホスト名を取得

---メールサーバのホスト名に対するIPアドレスを問い合わせる

---転送するメールサーバのIPアドレスを得る

 

- 電子メールを送受信する

-- 送信側コンピュータから,送信側メールサーバに電子メールを送信する

--  送信側メールサーバから,受信側メールサーバに電子メールを転送する

-- 受信側メールサーバにある電子メールを,受信側コンピュータに送信し,受信側コンピュータが電子メールを受け取る

 

-SMTP

--メールの送信,転送に利用される通信プロトコル

--ポート番号25

-POP(POP3)

--メールボックスから電子メールの取り出しを行うプロトコル

--ポート番号110

-IMAP(IMAP4)

--メールボックスから電子メールの取り出しを行うプロトコル

--ポート番号143

-MIME(Multipurpose internet Mail Extations)

--メールデータに対する通信プロトコル

--文字コードの変換方式の規格

--ポート番号なし

 

-コマンドとレスポンス

--トランスポート層TCPを用いたコネクション型通信

--送信側コンピュータから送信側メールサーバに,セッション開始

---送信側メールサーバから応答

--送信側コンピュータから送信側メールサーバに,送信側メールアドレスの通知

---送信側メールサーバから応答

--送信側コンピュータから送信側メールサーバに,メール本文を送るという通知

---送信側メールサーバから応答

--送信側コンピュータから送信側メールサーバに,メール本文の送信

---送信側メールサーバから応答

--送信側コンピュータから送信側メールサーバに,セッションの終了の通知

---送信側メールサーバから応答

 

--トランスポート層TCPを用いたコネクション型通信

---送信側コンピュータから送信側メールサーバに対する,電子メールの送信はMUA

---送信側サーバから受信側メールサーバまでの転送はMTA

--MTAのキュー

---受け取った電子メールをすぐには転送せず,一時的に保管しておいて,一定の時間ごとに順番に転送

 

--受信側メールサーバまで電子メールが届いたら

--MDAによって,電子メールをメールアドレスのローカル部が示すメールボックスへ転送

--受信側コンピュータのMUAが,メールボックスにメールを読む

---受信側メールボックスに保管されたメールは,受信側コンピュータへ自動的に送信されない

-認証

--受信側コンピュータのMUAが,受信側コンピュータのMUAから受信側メールサーバへ,コネクションを確立

--受信側コンピュータから受信側メールサーバへユーザアカウントを通知

---受信側メールサーバから応答

--受信側コンピュータから,受信側メールサーバへパスワードを通知

---受信側メールサーバから応答

 

-トランザクション

--電子メールの一覧表示や,電子メールの取り出し,削除など,電子メールの受信

-アップデート

--終了処理

 

-POP3デメリット

--POP3による電子メールの受信では,電子メールのデータをコンピュータで管理する

--同じ電子メールをそれぞれのコンピュータで読むことができない

 

-IMAP4

--メールサーバでメールデータを管理する

--メールサーバから件名や送受信者などのヘッダ情報を読み込み

--必要な電子メールや本文の一部といった特定の部分だけをダウンロード

--MUAで表示

 

-IMAP4のデメリット

--メールサーバに接続された状態でないと電子メールが読めない

--メールサーバへの負担が大

 

-Webブラウザを使用するWebメール

--Webメールサーバが,SMTPメールサーバへと接続

--Webブラウザを利用してメールの送受信

--クライアントとの送受信には,HTTP

 

-メール

--メールヘッダ

---アルファベットを使用したテキスト

---MIMEのバージョン番号,受信した日時,メールソフトの種類,件名,送信側のメールアドレス,受信側のメールアドレス,メール本文のファイルの種類,メール本文の文字コードの種類,本文を7ビットデータに変換したこと

--1行の空白を挟んで,メール本文

 

-ASCII(American Standard Code for Information Interchange)コード

--1文字に7ビット分のデータを使うことにすれば,2の7乗で128文字を表示できる

--1963年,米国規格協会(ANSI)が制定した文字コード

 

-Shift_JISコード

--全ての日本語に対応した2バイトのデータを扱う文字コード

--日本語を表す場合には,2バイト,16ビットの数値を使う

--2バイトを使えば,2の16乗で,65,536通り

 

-JISコード

--に電子メールでは,7ビットの制限がある

--7ビット×2=14 ビットの数値の組み合わせを,文字に当てはめる

--メールを送信するときには,メールソフトによって,全ての日本語がJISコードに変換

--ISO-2022-JPはJISコードのこと

 

-MIME

--文字コードの変換方法

--バイナリデータと呼ばれる画像,音声などのテキスト以外のデータも添付できる

--エスケープ文字を扱うことができない

--Subject: =?ISO-2022-JP?B?GyRCJUYISOSVIGyhC?=

---ISO-2022-JP:文字コード

---B:符号化の方式(「BASE64)

---GyRCJUYISOSVIGyhC:件名

 

-BASE64

--JISコードの文字だけでなく,画像や音声などのバイナリデータも,ASCII文字に変換させるために開発された符号化方式